「会社員時代の私 vs フリーランスの私」24時間比較してみた

フリーランスになって1年半が経った今、ふと思うことがあります。
「あの頃の自分と、今の自分、一体何が変わったんだろう?」
そんな疑問に答えるべく、会社員時代とフリーランス現在の平日24時間を徹底比較してみました。
これからフリーランスを考えている方に、リアルな変化をお伝えできればと思います。
6:30 起床〜朝の支度
【会社員時代】 アラームが鳴った瞬間から戦争開始。
スマホでSNSをチェックしながらも「あと5分…」の誘惑と戦い、結局ギリギリまで寝ている。
慌ててシャワーを浴び、化粧をして、朝食はコンビニで買ったおにぎりを電車で立ち食い。
「今日も一日始まっちゃった…」という憂鬱な気持ちでスタート。
【フリーランス現在】 自然に目が覚めることが多くなりました。
アラームをかけることもありますが、以前ほど「起きたくない」という気持ちがありません。
ゆっくりとコーヒーを淹れ、前日に準備しておいた朝食を食べながら、今日のスケジュールを確認。
「今日はどんな一日になるかな」というワクワク感でスタート。
変化ポイント: 朝の余裕が心の余裕に直結していることを実感。通勤がないだけで、朝の時間が2倍に感じられます
8:00〜9:00 通勤 vs 朝活タイム
【会社員時代】 満員電車に揺られながら、スマホでニュースをチェック。
周りの人のイライラした雰囲気に飲まれて、職場に着く頃にはすでに疲れている。
雨の日は憂鬱度MAX。
通勤時間:片道1時間=往復2時間
【フリーランス現在】 この時間を「朝活タイム」として活用。
読書、オンライン学習、軽い運動、または前日の振り返りと今日の目標設定。
集中力の高い朝の時間を自分のために使えることの贅沢さを毎日感じています。
変化ポイント: 通勤時間2時間が自分時間に変わった。年間500時間以上の時間を自分のために使えるように!
9:00〜12:00 午前の仕事時間
【会社員時代】 オフィスに到着後、まずはメールチェックから。
同僚との「おはようございます」の挨拶、コーヒーを入れに行く、朝礼や会議…実際に集中して作業できるのは10:30頃から。
周りの会話や電話が気になり、集中が途切れることも多い。
「この会議、私に関係ある?」と思いながらも参加必須の会議に1時間。
【フリーランス現在】 9:00からすぐに集中モードに入れます。
朝は最も集中力が高い時間なので、重要なクライアントワークや創作作業に充てています。
中断されることがないので、フロー状態に入りやすく、気がつくと3時間あっという間に過ぎている。
会議も必要最小限で、すべて自分に関連する内容のみ。
変化ポイント: 集中できる環境で、実質的な作業時間が大幅に増加。同じ3時間でも成果が全然違います。
12:00〜13:00 お昼休憩
【会社員時代】 同僚とランチ。
楽しい時もあるけれど、疲れている日は一人でゆっくりしたいことも。
外食が多く、ランチ代も月2万円近く。
食後は眠くなるけれど、午後の仕事が待っているプレッシャー。
【フリーランス現在】 自分で作ったお弁当や、近所のお気に入りカフェでランチ。
一人の時間を楽しめるようになりました。
食費も月8,000円程度に。
食後は20分の仮眠を取ることも可能。
この小さな休憩が午後のパフォーマンスを大きく左右します。
変化ポイント: 食事の質が上がり、食費は下がり、休憩の質も向上。体調管理が格段に良くなりました。
13:00〜18:00 午後の仕事時間
【会社員時代】 午後は会議が多い時間帯。
企画会議、進捗会議、報告会議…「これ、メールでよくない?」と思いながらも参加。
15:00頃には集中力が切れて、コーヒーブレイクやネットサーフィンで現実逃避。
定時の18:00を指折り数えて待つ日々。
【フリーランス現在】 午後は比較的軽めのタスクやクライアントとのコミュニケーション、事務作業に充てています。
集中力が切れた時は散歩に出たり、15分の瞑想をしたり。
17:00頃には今日の振り返りと明日の準備。
終了時間を自分で決められるので、調子が良い日は少し長めに、疲れている日は早めに切り上げることも。
変化ポイント: 自分のリズムに合わせて仕事ができるので、常に最適なパフォーマンスを保てます。
18:00〜20:00 退社〜帰宅 vs 自由時間
【会社員時代】 定時で帰れる日は少なく、19:00頃の退社が平均的。
また満員電車に1時間揺られて帰宅。
家に着くのは20:00過ぎ。
帰宅後は疲れ果てて、何もやる気が起きない。
夕食の準備すら億劫。
【フリーランス現在】 18:00に仕事を終えると、そのまま自由時間。
散歩に出かけたり、スーパーで夕食の買い物をしたり、友人と会ったり。
通勤がない分、夕方の時間に余裕があり、夕日を見ながらゆっくり歩くという贅沢も味わえます。
ただし、良いことばかりではありません。
フリーランスは完全に結果ファーストの世界です。
成果に向き合うためなら、必要に応じて何時間でも時間を投入します。
数万円レベルの収入で満足するなら、ある程度自分に甘くしても良いかもしれません。
しかし、月50万〜100万円を目指すとなれば、常に向上心を持ち、責任を感じながら取り組む必要があります。
甘えたくなる自分と日々向き合い、心身ともに淡々とやるべきことをこなす。
これもフリーランスの現実です。
ただし、その分自己成長や自己実現と向き合う時間をしっかりと作ることができます。
会社員時代は「与えられた仕事をこなす」ことが中心でしたが、
今は「自分がどう成長したいか」「何を実現したいか」を常に考えながら仕事を選べます。
毎日が本当に「生きている時間」を感じられるし、やりがいは会社員時代の比じゃありません。
自分の努力がダイレクトに結果に反映され、成長も収入も全て自分次第。
この感覚は、一度味わうと戻れない魅力があります。
変化ポイント: 平日でも「自分の時間」を持てるようになり、生活の充実度が格段にアップ。
20:00〜22:00 夕食〜リラックスタイム
【会社員時代】 疲れているので、コンビニ弁当やUber Eatsに頼ることが多い。
テレビを見ながらぼーっと食事。
その後はソファでゴロゴロしながらスマホを見て、気がつくと22:00。
「今日も何もできなかった…」という罪悪感。
【フリーランス現在】 時間に余裕があるので、自炊することが多くなりました。
料理も以前は面倒だと思っていましたが、今では良いリフレッシュタイムに。
夕食後は読書、映画鑑賞、オンライン学習など、自分を成長させる時間として活用。
平日でも趣味の時間が取れるのが嬉しい。
変化ポイント: 平日の夜も有効活用できるようになり、趣味や自己投資の時間が大幅に増加。
22:00〜24:00 就寝前の時間
【会社員時代】 「明日も会社か…」という憂鬱な気持ちでベッドイン。
ストレス発散にスマホをだらだら見て、気がつくと深夜1:00過ぎ。
翌朝起きるのが辛くなる悪循環。
【フリーランス現在】 22:30頃からはデジタルデトックスタイム。
スマホを寝室に持ち込まず、読書や日記、瞑想で心を落ち着けます。
「明日はあの作業を進めよう」「新しいアイデアを試してみよう」という前向きな気持ちで眠りにつけます。
変化ポイント: 睡眠の質が向上し、朝の目覚めが格段に良くなりました。
24:00 就寝
【会社員時代】 平均就寝時刻:1:00AM 睡眠時間:5.5時間 睡眠の質:★★☆☆☆
【フリーランス現在】 平均就寝時刻:11:30PM 睡眠時間:7時間 睡眠の質:★★★★☆
【まとめ】24時間で見えた大きな変化
時間の使い方
・通勤時間2時間 → 自分時間2時間
・強制参加の会議 → 必要な打ち合わせのみ
・中断される集中時間 → 深い集中状態をキープ
心の変化
・憂鬱な朝 → ワクワクする朝
・時間に追われる感覚 → 時間をコントロールする感覚
・平日は我慢の時間 → 平日も充実した時間
生活の質
・外食中心の不規則な食事 → 自炊中心の規則正しい食事
・慢性的な寝不足 → 十分な睡眠時間
・運動不足 → 適度な運動習慣
意外な発見
フリーランスになって一番驚いたのは、「時間が増えた」ということではなく、「時間の質が変わった」ということです。
会社員時代は、24時間のうち自分で決められる時間がほとんどありませんでした。
でも今は、24時間すべて自分の選択で成り立っています。
もちろん、クライアントとの約束や締切はありますが、それも含めて「自分で選んだこと」という感覚が大きく違います。
フリーランスを考えているあなたへ
この比較を見て、「いいなあ」と思われた方も多いかもしれません。
でも、実際には良いことばかりではありません。
・収入の不安定さ
・孤独感を感じる時間
・自己管理の難しさ
・社会的信用の問題
これらの課題も確実に存在します。
でも、私にとっては「時間と心の余裕」を手に入れたことで、これらの課題に向き合う力も身についたように感じています。
もし今、毎日時間に追われて疲れ果てているなら、働き方を変えることで見える世界は確実にあります。
いきなりフリーランスになる必要はありません。
まずは準備から始めて、徐々に自分時間を増やしていくことから始めてみませんか?
あなたの24時間が、もっと充実したものになることを心から願っています。
次回は「フリーランス1年目の収入、全部見せます」をお届け予定です。
収入の変化や意外な経費について、リアルな数字とともにお話しします。
お楽しみに!