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プロジェクトフォームファーストビュー

フリーランス3年間の収入、全部見せます【年商700万→2000万の軌跡】


「フリーランスって実際どのくらい稼げるの?」

「税金ってどのくらい取られるの?」

「本当に会社員より稼げるようになるの?」

フリーランスを考えている方から、よくこんな質問をいただきます。

今回は、僕のフリーランス3年間の家計簿を包み隠さず公開します。

年商700万円から2000万円超まで成長した軌跡を、リアルな数字と一緒に振り返ってみました。

法人化するまでの道のりも含めて、これからフリーランスを目指す方の参考になれば嬉しいです。

まずは基本情報

事業内容:

不動産事業
営業代行事業
SNSマーケティング
店舗集客
組織マネジメント
転職支援
キャリア支援
メンズ美容エステサロン
webサイト運営

<事業形態: フリーランス(同時進行プロジェクト9つ)>

チーム運営方針:

全メンバーが複数スキルを習得し、どの事業でも高基準で対応可能な状態を目指す

3日に1度のオンラインMTGで数字ベースの分析と戦略立案

独立後2-3年で全員がプロフェッショナルになることが目標

対応可能スキル領域:
動画編集、AI活用、ライティング、デザイン、HP制作、広告運用、
SNS運営、ブログ運営、サイト運営、電子書籍、Lステップ等など


ビジネスパートナー: 100人超のフリーランスとの協業体制

居住地: 東京

家族構成: 一人暮らし

会社員時代の年収: 約400万円(手取り月25万円程度)

法人化タイミング: 令和6年6月(フリーランス開始から2年2ヶ月後)



3年間の成長軌跡【年別サマリー】

令和4年(フリーランス1年目)

年間売上: 7,047,840円(約705万円)
平均月商: 58.7万円
最高月: 5月 102.8万円
最低月: 1月 13.4万円

この年の特徴: 独立したての不安定期。1月は13万円しか稼げず、本気で焦りました。


令和5年(フリーランス2年目)

年間売上: 8,566,683円(約857万円)
平均月商: 71.4万円
最高月: 10月 90.3万円
最低月: 11月 48.7万円

この年の特徴: 安定化の年。最低月でも48万円を確保できるようになり、精神的にかなり楽になりました。


令和6年(1-5月、法人化前)

5ヶ月売上: 9,646,712円(約965万円)
月平均: 192.9万円
最高月: 3月 227.2万円
最低月: 5月 169.5万円

この年の特徴: 爆発的成長期。単価アップと大型案件獲得により、月200万円が当たり前に。


月別売上詳細分析

令和4年:波の激しい1年目

売上前月比特記事項
1月13.4万円独立直後、案件ゼロからスタート
2月19.9万円+49%初回案件がようやく入金
3月73.9万円+271%大型案件を初獲得
4月20.5万円-72%3月案件終了、新規開拓に苦戦
5月102.8万円+402%過去最高更新、複数案件が重なる
6月80.3万円-22%安定的な推移
7月83.8万円+4%継続案件が軌道に乗る
8月103.5万円+24%再び100万円突破
9月33.8万円-67%大型クライアント契約終了
10月40.0万円+18%営業活動を本格化
11月42.7万円+7%新規案件が少しずつ増加
12月90.0万円+111%年末需要で大幅回復

1年目の学び: フリーランスの収入は本当に波がある。でも、諦めずに営業し続ければ必ず回復する。


令和5年:安定化への転換点

売上前月比特記事項
1月81.6万円-9%前年12月から安定推移
2月62.8万円-23%季節要因での一時的減少
3月73.2万円+17%年度末需要で回復
4月72.1万円-2%安定した70万円台をキープ
5月55.9万円-22%GW影響で一時的減少
6月71.3万円+28%通常ペースに戻る
7月82.6万円+16%夏季需要で増加
8月85.1万円+3%継続的な成長
9月81.2万円-5%80万円台で安定
10月90.3万円+11%過去最高を更新
11月48.7万円-46%クライアント都合での減少
12月51.9万円+7%年末に向けて回復基調

2年目の学び: 底上げ効果を実感。最低月でも48万円は確保できるようになり、精神的安定度が格段に向上。

令和6年:飛躍の年(法人化前5ヶ月)

売上前月比特記事項
1月187.6万円+261%年始から大型案件スタート
2月200.3万円+7%初の月200万円突破
3月227.2万円+13%過去最高を大幅更新
4月180.0万円-21%一時的な調整期間
5月169.5万円-6%法人化準備のため案件調整

法人化前の学び: 個人事業主としての限界を感じ、法人化を決断。税制面でのメリットと社会的信用の向上が主な理由。


革新的なチーム運営システム

データドリブンな組織運営

3日に1度のオンラインMTGでは、各プロジェクトの数字を徹底分析します。
感情論ではなく、事実ベースでの課題抽出と戦略立案。
これにより、迅速で的確な意思決定が可能になっています。

プロフェッショナル育成システム

従来のフリーランスは「1つの専門性」で勝負するのが一般的でした。
しかし、僕たちは違います。


全メンバーが習得を目指すスキル

現在習得中のスキル

スキル分野スキル名需要度習得難易度
コンテンツ制作動画編集★★★★★★★★☆☆
技術AI活用★★★★★★★★★☆
コンテンツ制作ライティング★★★★☆★★☆☆☆
デザインデザイン★★★★☆★★★☆☆
技術HP制作★★★★☆★★★☆☆
マーケティング広告運用★★★★★★★★☆☆
マーケティングSNS運用★★★★☆★★☆☆☆
マーケティングブログ運営★★★☆☆★★☆☆☆
技術サイト運営★★★☆☆★★★☆☆
コンテンツ制作電子書籍★★☆☆☆★★☆☆☆

最優先でこちらのスキルは習得をするべきですが、ここまで習得するのは独立してからで十分でした。
事前にスキルを身につけて独立を目指すと副業止まりなので、プロジェクトで動きながら、必要になったら学ぶくらいがベスト。


追加検討スキル

スキル分野スキル名需要度習得難易度
技術プログラミング★★★★★★★★★★
技術アプリ開発★★★★★★★★★★
技術システム開発★★★★☆★★★★★
技術データベース設計★★★☆☆★★★★☆
技術クラウド運用★★★★☆★★★★☆
マーケティングSEO対策★★★★★★★★☆☆
マーケティングMEO対策★★★★☆★★☆☆☆
マーケティングリスティング広告★★★★☆★★★☆☆
マーケティングSNS広告運用★★★★★★★★☆☆
マーケティングメールマーケティング★★★☆☆★★☆☆☆
コンテンツ制作写真撮影・編集★★★★☆★★★☆☆
コンテンツ制作イラスト制作★★★☆☆★★★★☆
コンテンツ制作3Dモデリング★★★☆☆★★★★★
コンテンツ制作音楽制作★★☆☆☆★★★★☆
コンテンツ制作翻訳・通訳★★★★☆★★★☆☆
コンテンツ制作コピーライティング★★★★☆★★★☆☆
ビジネス支援経理・会計代行★★★★☆★★★☆☆
ビジネス支援人事・労務管理★★★☆☆★★★☆☆
ビジネス支援法務サポート★★★☆☆★★★★☆
ビジネス支援事業計画策定★★★☆☆★★★★☆
コンサルティング業界特化コンサル★★★☆☆★★★★★
コンサルティングDX推進支援★★★★★★★★★☆
コンサルティング組織改革コンサル★★★☆☆★★★★★
コンサルティングブランディング戦略★★★☆☆★★★★☆


評価基準

  • 需要度: 市場での案件数・求人数
  • 習得難易度: 学習時間・必要な前提知識


基本は独立後2-4年で、これらすべてのスキルを高い基準でこなせるプロフェッショナル集団を目指しています。お金をかけて勉強するという感覚も必要ですが、最も重要なのは最低限必要なことは仕事の中でやりながら身につけていくことです。独立ができない人の傾向としても事前にスキルを身につけてから動き出そうとする人が多いですが、基本はやりながらスキルを身につけることが重要です。


場所に縛られない組織


場所に縛られない組織

僕たちのチームは完全にオンラインで運営されています。
MTGは全てオンラインで行い、国内外問わず世界中どこからでも参加可能な体制を構築しました。

実際に海外在住のメンバーも複数おり、時差を活用することで24時間稼働体制も構築中です。

東京にいる僕が寝ている間に、海外メンバーが作業を進めてくれるため、クライアントへの対応スピードが格段に向上しています。

場所の制約がないことで、本当に優秀な人材を世界中から集めることができ、多様な視点とスキルを組織に取り入れることが可能になりました。

なぜこのモデルが成功するのか

このマルチスキル&グローバル体制が成功する理由は明確です。

リスク分散効果により、1人が複数スキルを持つことで市場変化に強い組織になっています。
特定の分野が不況になっても、他のスキルでカバーできるため、収入の安定性が大幅に向上しました。

品質の安定化も大きなメリットです。

どのメンバーが担当しても一定以上の品質を保証できるため、クライアントからの信頼度が高く、案件の継続率も向上しています。

効率的な人材配置が可能になることで、
プロジェクトに応じて最適なスキル組み合わせを選択できます。
無駄な外注費用もかからず、利益率の向上にも直結しています。

最も重要なのは学習効果の最大化です。
メンバー同士が教え合うことで、全体のスキルレベルが相乗効果で向上していきます。

一人で学習するよりも格段に早く、実践的なスキルを身につけることができています。


3年間の成長要因分析


1年目(令和4年):基盤作りの年

主な取り組み

・スキルアップに収入の20%を投資

・お金や実績よりも信頼を優先

・ポータブルスキルの向上

・信頼・信用を最優先

信頼だけが重要というわけではありませんが、信頼関係なくして何も始まりませんからね。
まずは実績作りよりも、長期的な関係性の構築に集中しました。


<収入源の内訳>

・営業代行:35%

・不動産事業:25%

・SNSマーケティング・店舗集客:20%

・転職・キャリア支援:15%

・その他(チームマネジメント等):5%



2年目(令和5年):安定化の年

主な取り組み

・単価交渉よりもギブ精神で関わる

・新規開拓よりも既存の関係を重視

・信頼・信用が最優先

1年目で築いた信頼関係をベースに、単価アップと案件の安定化を図りました。
新規よりも既存クライアントとの関係を深めることで、収入の安定性が大幅に向上しました。


<収入源の内訳>

・営業代行:40%

・不動産事業:30%

・SNSマーケティング・店舗集客:20%

・転職・キャリア支援:10%



3年目(令和6年):飛躍の年

主な取り組み

・高単価案件への特化

・自分のノウハウをパッケージ化

・信頼・信用が最優先

これまでの経験とスキルを体系化し、より高単価な案件にシフト。
単発の作業ではなく、コンサルティングやパッケージ化したサービスの提供に重点を置きました。


<収入源の内訳>

・営業代行:40%

・不動産事業:25%

・SNSマーケティング・店舗集客:25%

・転職・キャリア支援:10%


支出と経費の実際

<生活費の推移:令和4年(月平均)>

家賃:6万円

食費:4万円

光熱費:1.5万円

通信費:1.2万円

その他:3万円

合計:15.7万円

<令和6年(月平均)>

家賃:20万円(引っ越し)

食費:6万円(外食増加)

光熱費:2万円

通信費:1.5万円

その他:5万円

合計:34.5万円

収入増加に伴い、生活レベルも向上させました。
特に住環境の改善は仕事の効率にも大きく影響しています。

<事業経費の変化:令和4年(年間)>

PC・機材費:25万円

ソフトウェア:12万円

学習・研修費:15万円

交際費:10万円

その他:8万円

合計:70万円

<令和6年(5ヶ月)>

PC・機材費:15万円

ソフトウェア:8万円

学習・研修費:12万円

交際費:18万円

法人化準備費用:30万円

その他:10万円

合計:93万円

事業規模の拡大に伴い、より効率的な経費配分に変化しました。
法人化準備費用など、将来への投資も積極的に行っています。


税金の実際

所得税・住民税の推移

フリーランスになって最も衝撃的だったのが、税金の重さです。

令和4年分では所得税85万円、住民税75万円の合計160万円。
年商705万円に対して約23%の税負担で、会社員時代には意識していなかった金額の大きさに驚きました。

令和5年分になると、所得税125万円、住民税95万円の合計220万円に増加。
年商857万円に対して約26%と、収入が上がるにつれて税率も上がっていく累進課税の重みを実感しました。

令和6年分は法人化前の5ヶ月だけで約180万円。
このペースでいくと年間400万円を超える計算で、個人事業主としての限界を感じました。だからこそ法人化に踏み切ったのです。

会社員時代は給与天引きで税金を「取られている」感覚が薄かったのですが、フリーランスになると自分で納税するため、税負担の重さを痛いほど実感します。
収入の30%は税金用に確保しておく重要性を、身をもって学びました。

法人化後は法人税に移行するため、実質的な税負担は軽減される予定です。
高収入になったら法人化を検討するのは、税制面から見ても理にかなった判断だと確信しています。


社会保険の負担


フリーランスになって驚いたのが、社会保険料の重さです。

国民健康保険は収入に比例して上がるため、
令和4年の45万円から令和6年には78万円(5ヶ月分)まで跳ね上がりました。
年間換算すると約190万円になる計算で、会社員時代の健康保険料と比べると負担感は相当なものです。

国民年金は年額約20万円で一定ですが、
会社員時代のように会社が半分負担してくれるわけではないので、全額自己負担の重みを実感しました。

社会保険料だけで年間200万円超の負担は、フリーランスの現実として受け入れざるを得ない部分です。


法人化の決断理由

令和6年6月、月商200万円が安定してきた時点で法人化を決断しました。

やはり税制面でのメリットが大きいですね。

個人事業主として所得税率が高くなりすぎたのが一番の理由です。
法人税の方が節税効果が高く、経費として認められる範囲も広がります。特に高収入になると、法人化による税制メリットは無視できません。


社会的信用の向上

大手企業との取引では、個人事業主よりも法人の方が圧倒的に信用されます。
銀行融資の条件も改善され、今後の採用活動を考えても法人格は必須でした。

事業拡大への準備

チームメンバーの正式雇用を検討しており、複数事業を法人化することで管理効率化を図れます。
更なる事業拡大に向けた資金調達の準備としても、法人化は避けて通れない道でした。

法人化の費用

法人化には初期費用として約25万円、月々の税理士顧問料5万円、法人住民税の最低額7万円がかかります。

年間で考えると約90万円の追加コストですが、節税効果や信用向上を考えると十分にペイできる投資だと判断しました。



失敗談と成功のポイント


大きな失敗

1年目の収入の波への対応不足

1年目の9月は本当に焦りました。
大型案件が終了した途端、収入が103万円から33万円へと一気に3分の1に激減したんです。

「来月どうしよう」という不安で夜も眠れませんでした。この経験から、複数の収入源を確保することの重要性を痛感しました。
今では常に3ヶ月先の案件確保を心がけ、一つの案件に依存しすぎないよう注意しています。

リスク分散の考え方を身につけてからは、精神的な安定度が格段に向上しました。

税金準備の甘さ

2年目の税金通知書を見た時は、目を疑いました。所得税と住民税で合計220万円。
「こんなに取られるの?」というのが正直な感想です。

会社員時代は給与天引きで税金を意識していなかったため、
フリーランスの税負担の重さを甘く見ていました。税理士への相談をもっと早くするべきでした。

今では収入の30%は必ず税金用の別口座で管理し、使い込まないよう徹底しています。

人間関係での失敗

1年目は実績欲しさに、無作為に色んな人に会いすぎました。
結果的に無駄な人脈が増えて、意味のない関わりが増えただけでした。

みんなに好かれようとして疲弊し、
他人軸で否定してくる人の意見を聞いて後悔することも多々ありました。


表面的に肯定してくる人も、本音で向き合ってくれているわけではないので
結局は裏切られることもありました。

人を妬み、人の悪口を言う人と一緒にいても何もいいことは起こりません。
今では本当に信頼できる人との関係性だけを大切にし、質の高い人間関係の構築に集中しています。


成功のポイント

継続的なスキルアップ

フリーランスにとって、スキルアップは生命線です。

僕は収入の10-20%を必ず学習投資に回しています。
年商700万円の時は年間70-140万円、今では年間300万円以上をスキル習得に使っています。
高額に思えるかもしれませんが、これが翌年の収入増加に直結するので、実質的には最高のROIです。

新しい分野への挑戦も恐れません。
必要に迫られて始めたスキルが今では主力収入源になっています。
同業者との情報交換も積極的に行い、「今何が求められているか」を常にキャッチアップしています。


クライアントとの長期関係構築

約束は絶対に守る。これは僕の絶対的なルールです。

どんなに小さな約束でも必ず守り、期待値を少しでも超える成果を意識しています。
定期的なコミュニケーションも欠かさず、クライアントの状況や課題を常に把握するよう心がけています。

信頼と信用を最優先に考え、闇雲に人と会うのではなく、本当に価値のある関係性の構築に集中しています。
短期的な利益よりも、長期的な信頼関係を重視することで、結果的に安定した収入基盤を築くことができました。


単価アップの戦略的実行

信頼関係があれば、収入は必然的に上がってきます。

無理な単価交渉をするのではなく、まずは圧倒的な価値提供に集中しました。
Win-Winの関係も大切ですが、僕は「自分がちょっと損するくらいがちょうどいい」と考えています。

クライアントが「この人に頼んで本当に良かった」と心から思ってくれる関係性を築けば
単価アップの相談も自然に受け入れてもらえます。


実際、ほとんどのクライアントから「もっと高い単価でも構わない」と言ってもらえるようになりました。


会社員時代との比較


手取り収入の変化

数字で見ると、フリーランスになった効果は一目瞭然です。

会社員時代の年収400万円(手取り320万円)から、1年目で手取り450万円と130万円の増加。
これだけでも十分でしたが、3年目には手取り1,400万円と、会社員時代の4倍以上になりました。

特に驚いたのは、年商が3倍になった時の手取りの伸び幅です。
税金や経費を差し引いても、実質的な収入増加は想像以上でした。
会社員時代に「年収1,000万円なんて夢のまた夢」と思っていましたが、フリーランスなら十分現実的な目標だと実感しています。


時間単価の変化

時間単価の変化は、働き方の質的な変化を表しています。

会社員時代は残業込みで時給1,500円程度。長時間働いても収入の上限が見えていました。
フリーランス1年目で時給2,800円と約2倍になり、3年目には9,500円と6倍以上に跳ね上がりました。

これは単純に忙しくなったのではなく、
スキルアップと単価交渉により「同じ時間でより価値の高い仕事」ができるようになったからです。
時間単価が上がると、働く時間を減らしても収入を維持できるため、プライベートの時間も確保しやすくなりました。

効率的に稼げるようになったことで、本当の意味での「時間の自由」を手に入れることができました。


3年目の現在から振り返って
予想以上だったこと

収入の成長スピード

正直、年商2,000万円超えは全く想定していませんでした。

独立時の目標は「会社員時代の年収400万円を超えること」程度で、せいぜい年商1,000万円いけば上出来だと思っていました。
それが3年目で2,300万円に到達するとは、自分でも驚いています。

特に単価アップの威力は想像以上でした。


案件数を増やすのではなく、1件あたりの単価を上げることで、
労働時間を増やさずに収入を倍増させることができました。
「時給2,800円→9,500円」への変化は、単価交渉の重要性を痛感させられました。


時間の自由度

会社員時代も「フリーランスは自由そう」と思っていましたが、実際の自由度は想像をはるかに超えていました。

朝が苦手な私が、好きな時間に起きて好きな時間に仕事を始められる喜びは格別です。
急に旅行に行きたくなったら即座に計画を立てられますし、体調が悪い日は無理せず休むことができます。

何より、満員電車に揺られる必要がなくなったのは人生の質を大幅に向上させました。
時間を完全に自分でコントロールできる生活は、一度経験すると手放せません。


スキルアップの加速

必要に迫られると、人間の学習能力は驚くほど高まります。

会社員時代は「いつか勉強しよう」と先延ばしにしがちでしたが、
フリーランスになると「明日のクライアントワークに必要」という切迫感で、集中力が段違いです。
会社員時代の3倍のスピードで新しいスキルを習得できています。

実際に動画編集、AI活用、広告運用など、
必要になってから短期間で身につけたスキルが今では主力の収入源になっています。
環境が人を成長させるということを身をもって実感しました。


想定通りだったこと

収入の波

フリーランスの収入の波は、3年経った今でも完全にはなくなりません。

でも、1年目の「月13万円→102万円」のような激しい変動は大幅に改善されました。
今では最低月でも170万円程度は確保できており、波の振れ幅が格段に小さくなっています。

継続案件の比率を高めたことと、複数の収入源を持つことで、予測可能な範囲での変動になりました。
「来月の売上が読めない」という不安から「大体この範囲に収まる」という安心感に変わったのは大きな進歩です。


税金の重さ

高収入になるほど税負担の重さを実感します。

年商700万円の時は税金で160万円でしたが、
年商2,000万円超になると個人事業主のままでは税率が非常に高くなります。
「こんなに取られるの?」というのが正直な感想でした。

ただし、法人化することでこの問題はかなり改善されました。
経費の範囲も広がり、節税対策の選択肢も増えて、実質的な負担感は大幅に軽減されています。
高収入になったら法人化を検討するのは必須ですね。


営業の重要性

質の高いサービスを提供していれば自然に仕事が舞い込む、と最初は思っていました。

でも実際は違います。
どんなに素晴らしいサービスでも、それを知ってもらわなければ意味がありません。
継続的な営業活動は、フリーランスにとって避けて通れない道です。

幸い、質の高い仕事を続けていると口コミや紹介案件が中心になり、営業の難易度は下がります。
今では新規開拓よりも、既存クライアントからの紹介が主な案件獲得ルートになっています。
最初は大変でも、継続すれば必ず楽になる分野です。


予想より楽だったこと

クライアント獲得

独立前は「営業が一番大変そう」と覚悟していましたが、意外にもクライアント獲得は予想より楽でした。

最初の半年こそ新規開拓に苦労しましたが、質の高い仕事を心がけていると、
自然と口コミで案件が広がっていきます。


「〇〇さんに紹介されて連絡しました」という問い合わせが増え始めたときは、本当に嬉しかったです。

今では新規案件の8割以上が紹介経由で、冷たい営業電話やメールをする必要がほとんどなくなりました。
クライアントも「紹介だから」という安心感があるため、最初から信頼関係を築きやすく、スムーズに案件がスタートします。

「良い仕事をしていれば、仕事の方からやってくる」というのは本当でした。
もちろん最初の実績作りは必要ですが、一度軌道に乗れば営業活動の負担は大幅に軽減されます。
質を追求し続けることが、結果的に最も効率的な営業戦略だったと実感しています。



想像以上に大変な孤独感

フリーランスになって一番驚いたのは、意外な孤独感でした。

会社員時代は「同僚との雑談」や「チームでの打ち上げ」が当たり前でしたが、
一人で仕事をしていると、これらの何気ないコミュニケーションが恋しくなります。

特に1年目は「今日誰とも話してない!」なんて日もありました。
成果を共有する相手や、ちょっとした相談をする相手がいないのは、思っていた以上に寂しいものです。

でも、この課題はすぐに解決できました。
オンラインコミュニティに参加することで、同じ境遇のフリーランス仲間と繋がることができ
情報交換や励まし合いができるようになりました。


同業者との交流会にも積極的に参加し、リアルな関係性も築けました。

今では100人超のフリーランス仲間がいて、むしろ会社員時代よりも豊かな人間関係を築けています。
多様な業界の人たちとの刺激的な交流は、仕事の幅を広げる大きな財産になっています。

一人で始めても、必ず仲間は見つかります。


    フリーランスを目指すあなたへ

    資金面の準備

    最低限必要な資金:

    生活費3ヶ月分:50-100万円

    初期投資:50-100万円

    税金準備金:年収想定の30%

    合計:50-150万円


    スキル面の準備

    必須スキル:

    専門技術(フリーになった後に習得でOK)

    営業・マーケティング(フリーになった後に習得OK)

    財務・税務の基礎知識(専門家に頼る)

    コミュニケーション能力(ポータブルスキルは必須)


    メンタル面の準備

    覚悟すべきこと:

    収入の波は必ずある

    全ての責任は自分にある

    継続的な学習が必須

    営業活動は避けられない


    段階的なアプローチ

    おすすめステップ:

    1. フリーの先輩を作る(スキルは入らない)
    2. 副業から始めないこと(心理的安心を優先する)
    3. 独立後1年で年商500万円目標(基盤作り)
    4. 1年目でチーム化開始、マルチスキル習得開始
    5. 3年目で年商1,000万円、マルチプロフェッショナル化
    6. 将来的には私たちのような組織への参加も選択肢

    もしこの記事を読んで「こんな働き方をしてみたい」と思われた方がいれば、ぜひ一度お話ししましょう!


    こんな方を求めています:

    • 成長意欲が旺盛で学習を継続できる方
    • データに基づいた改善ができる方
    • チームワークを大切にできる方
    • 複数スキルの習得に意欲的な方
    • 世界中どこからでも働きたい方


    完璧である必要はありません。一緒に成長していけば良いのです。


    まとめ:3年間で学んだ最も重要なこと


    フリーランス3年間を振り返って、最も重要だと感じるのは

    「諦めない心」「継続的な改善」です。

    1年目は本当に大変でした。月13万円しか稼げない月もあり、「会社員に戻ろうか」と何度も考えました。

    でも、諦めずに続けた結果、2年目には安定化し、3年目には想像を超える成果を得ることができました。


    フリーランスの魅力:

    • 努力がダイレクトに収入に反映される
    • 時間と場所の自由を手に入れられる
    • 自分のペースで人生を歩める
    • 無限の成長可能性がある


    フリーランスの厳しさ:

    • 収入の波との向き合い
    • 全責任を負う重圧
    • 継続的な営業の必要性
    • 税務・経理の煩雑さ


    それでも、私は間違いなくフリーランスになって良かったと思っています。

    会社員時代は「安定」と引き換えに多くのものを諦めていました。今は「不安定」を受け入れる代わりに、無限の可能性を手に入れました。

    もしあなたが「フリーランスになりたいけれど不安」と感じているなら、まずは小さく始めてみてください。

    副業から始めて、徐々に収入を増やし、十分な準備ができてから独立する。この段階的なアプローチなら、リスクを最小限に抑えながらチャレンジできます。

    3年前の私も、まさかここまで成長できるとは思っていませんでした。でも、一歩ずつ前進し続けた結果、今があります。

    あなたの挑戦を心から応援しています。

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